オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

Fusion 360でペットボトルのキャップをモデリング

f:id:Imamura:20171203012617j:plain

ペットボトルのキャップをモデリングしたくなった。Fusion 360にはらせんを作るコマンドがあるから、寸法さえわかればいい感じになるだろう。ThingiverseやGRABCAD(https://grabcad.com/)にはペットボトルキャップのモデルが上がっている。そこから寸法を調べて作り直した。

  1. Fusion 360の「作成」−「コイル」を選択
    f:id:Imamura:20171208173655p:plain
  2. コイルを作成する平面を選択。XY平面(=床)をクリックする
    f:id:Imamura:20171208173656p:plain
  3. マウスポインタに「中心点を配置」と表示される。原点をクリックする
    f:id:Imamura:20171208173657p:plain
  4. コイルの直径を指定する。「28.4」と入力
    f:id:Imamura:20171208173658p:plain
  5. 「コイル」ダイアログボックスが表示される
    f:id:Imamura:20171208173659p:plain
  6. 各項目を下の画像のように指定/入力して[OK]ボタンをクリック
    f:id:Imamura:20171208173700p:plain
    • タイプ:回転とピッチ
    • 回転:反時計回り
    • 直径:28.4mm
    • 回転:2.5
    • ピッチ:3.4mm
    • 角度:0.0deg
    • 断面:三角(内部)
    • 断面の位置:内側
    • 断面サイズ:1.10mm
    • 操作:新規ボディ
  7. コイルの周囲に円筒(ここでは厚さ2ミリ、XY平面から上へ10ミリ、下へ1ミリ押し出す)を作ればペットボトルにはまるキャップが完成
    f:id:Imamura:20171208173701p:plain
  8. ペットボトル側のコイルは下のように入力すると作れる
    f:id:Imamura:20171208173702p:plain
    • タイプ:回転とピッチ
    • 回転:反時計回り
    • 直径:25.0mm
    • 回転:2.25
    • ピッチ:3.4mm
    • 角度:0.0deg
    • 断面:三角(外部)
    • 断面の位置:外側
    • 断面サイズ:1.7mm
    • 操作:新規ボディ
      f:id:Imamura:20171208173703p:plain
  9. コイルにフィレットをつけると開閉がスムーズになる気がする
    f:id:Imamura:20171208173704p:plain
  10. 3Dプリンタで出力するとこんな感じです
    f:id:Imamura:20171203012527j:plain
  11. ちゃんとペットボトルについて、ペットボトルのキャップもつきました。よかったよかった
    f:id:Imamura:20171203012617j:plain

ここでモデリングしたデータはThingiverseにアップロードしました。

(2017年12月8日記)

追記

この記事がデイリーポータルZからリンクされました。

筆者の松本圭司氏は以前エレベーターのボタン配置についての考察記事も書いているし、この方が作ったソフト「Charu3」を愛用しているので勝手に親近感を覚えます。勝手に親近感は「ついでにとんちんかん」に似てますね。