雪国からの帰還、三陸、福島第一原発

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  • 3月4日(月):帯広空港から羽田へ。帰宅(この記事)
1日からの写真は以下にまとめてアップしてあります
Imamura's fotolife - 201303CAMUI_SNShttp://f.hatena.ne.jp/Imamura/201303CAMUI_SNS/

2日連続の車中泊、2日連続の3時起きとしんどい数日間を経て、久しぶりにベッドでゆっくり寝て目覚めた。今日は14時半の飛行機で帯広空港から羽田へ帰る。

夜はマイナス15度くらいまで下がったらしい。夕べ晴れていたから放射冷却で冷えたんだな。十勝地方を除く北海道は昨日まで暴風雪で、雪に埋まった車内で一酸化炭素中毒になって親子4人が亡くなったり、吹きだまりにスタックした車を降りた父娘が前が見えないほどの吹雪で立ち往生し、小学生の娘を守ってお父さんが亡くなったりした。雪には慣れているはずの北海道の人をして9人も亡くなったのだから恐ろしい。ロケットの打ち上げができないくらいですんだともいえるかも。

ホテルを10時にチェックアウトしてしばらく道の駅で過ごし、柴田さんに送ってもらって帯広空港に着いたのは13時過ぎ。あとから松浦さんと合流してチェックイン、AIR DO64便で羽田へ向かった。

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下は帯広空港で柴田さんが撮ってくれた写真。18A席をよーく見ると誰かさんの顔が見えるはず。

http://twitpic.com/c8j04w

帰りの飛行機は三陸から福島の海岸を見られるコースを通ってくれた。

機内から下を撮影した写真をまとめて。一部は写真を拡大して画像処理した。

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下の写真は大船渡市。

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こちらは陸前高田市。拡大写真中央の気仙川の左(東側)、海に面したところが高田松原で、ここは例の「奇跡の一本松」が立っていた場所。

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下の写真は石巻市の長面地区。北上川の河口は全域が川からの津波に呑まれ、海に面したあたりは土地が削り取られて今も海に沈んだままになってしまった。また写真には入っていないが、北上川を少し上ったところに大川小学校がある。

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牡鹿半島を回り込むようにしばらく海上を飛んで、福島県のあたりでまた陸に入った。

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あれ、あの堤防の形はもしかして。

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これはやっぱり福島第一原発だ。なんともいえない気分になる。ただしそれは「こんなものがあったから自分たちの暮らしがめちゃくちゃにされた」といった種類のものではない。自分も原発の電気で便利に暮らしてきたし、今あそこにいるのは廃炉に向けた作業を黙々と進めている人たちだ。感謝のような気持ちがわいてきた。

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羽田に近づくにつれて雲が多くなってきた。

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雪のない羽田への到着は16時15分。荷物を預けてある松浦さんと別れて家へ向かう。

品川駅付近でGPSレシーバーのトリップメーターが3000キロを超えた。

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このトリップメーターは2月27日の夜に家を出たときにリセットした。つまりこれは今回の長い旅で、GPSが電波を受け取っていた距離の積算を示している。

といっても実は関西からの夜行バスでは名古屋のあたりから横浜まで電池切れになってしまったし、飛行機では離着陸のときGPSの電源を切らなければならない。そのほか地下の移動やトンネルなども考えると記録できなかった移動距離は350キロくらいありそうだ。それを差し引いても表示として「TP積算距離」が1週間足らずで3000キロ以上になったのだから大したもの。長旅お疲れさまでした。

(3月11日記)