今日、北海道の泊原発が点検のため運転停止になった。日本で原発の発電量がゼロになるのは1970年以来、42年ぶりだそうだ。
今後原発が再稼働するとしても相当もめそうで、今までのように原発交付金の札束で自治体のほおをはたくのも難しくなるだろう。となると原発に替わる発電システムをどうするかという話になる。日本は今、エネルギーをどう調達するか考え直す時期に来ているということだ。
そういえば日本では昔、似たようなことが起きた。石炭から石油に替わったとき、炭鉱は閉山となり街はさびれた。同じことが原発の地元でも起きようとしている。どうしたらいいだろうか。
以下は、NHKスペシャル「原発マネー」を見たときの感想とやりとり。
- NHKスペシャル|<3.11 あの日から1年> 調査報告 原発マネー 〜“3兆円”は地域をどう変えたのか〜(http://www.nhk.or.jp/special/onair/120308.html)
原発マネーをあてにできなくなるのは鉱山の街がさびれていくのと同じだ。エネルギー政策の転換で立ち行かなくなる自治体という意味で夕張市と同じことになる原発の地元が増えるのだろう。箱物しか作らせなかった国の発想の貧困さも罪深い #nhkspecial
— 今村勇輔さん (@yimamura) 3月 8, 2012
@kzmakino 原発の地元は「原子力で地域振興」という投資をして、そして賭けに負けてしまったわけですよね。NHKスペシャルは「だから大変だー」というばかりで、じゃあどうしたらいいのか、鉱山の町が再生した事例の紹介などがほしかった #nhkspecial
— 今村勇輔さん (@yimamura) 3月 8, 2012
チェルノブイリ近郊にあるベラルーシの町の話を見ると、放射能汚染されたことで除染や放射線管理の仕事が発生していた。国もそのあたりは手厚くやっている。となると日本では福島周辺はまだましで、最悪なのは青森や柏崎など、原発や再処理工場があって汚染されなかったところなのかも
— 今村勇輔さん (@yimamura) 3月 8, 2012
@yimamura 元鉱山町も青色吐息のところが多いように思えますが。。。本当は何も無い山の中に鉱山のために作った町なのだから閉じてしまうのが正解だったと思うのですよねぇ。原発自治体の場合も元の寒村に戻すしか根本的な解決方法はないように思います。
— 牧野一憲/Kazunori Makinoさん (@kzmakino) 3月 8, 2012
NHKスペ観てなかったのだけど、原発地元自治体にとって原発関連歳入が無くなるってのは、共働き前提でローンで一戸建を買って暮らしてたらいきなり片方が働けなくなったようなものだと思うの。インフラ維持費も人件費もほぼそのまま歳入だけが減るのだから。即時全廃な人はそのへんも考えてあげてね
— 牧野一憲/Kazunori Makinoさん (@kzmakino) 3月 8, 2012
@yimamura 賭けに負けたら尻に帆をかけて田舎へ引っ込むしかないじゃないですか。そこを無理に頑張るとワーキングプアや消費者金融地獄になるわけで。。。元鉱山町やこれから生まれるであろう元原発町も同じだと思うなぁ。主要道路ぐらいは国の責任で整備と維持を続けて欲しいですが。
— 牧野一憲/Kazunori Makinoさん (@kzmakino) 3月 9, 2012
@kzmakino 長崎県で人が残っている池島は廃坑を軍艦島のように観光化しようとしてますね。廃炉にした原発を産業遺産にして観光客を呼ぶとしても、町の規模は大幅縮小でしょうねー。でも昨日の #NHKspecial では自治体はそういう知恵すら絞らずただおろおろしている印象でした
— 今村勇輔さん (@yimamura) 3月 9, 2012
池島にはいま、社会科見学のプロのぴろり、さんこと@kojimakenichiさんがいる。
- ぴろり、さんが運営しているブログ
- 九州最後の炭鉱「池島」より(http://ikeshimakankou.tumblr.com/)
池島は元々炭鉱の島で、石炭の需要が国内炭から海外炭に変わったことで10年前に閉山した島です。かつて7500名以上の人が住んでいたこの島も、現在は約300人となりました。
— 小島健一さん (@kojimakenichi) 3月 29, 2012
池島にはまだ炭鉱設備や炭鉱アパートが数多く残っていますが、大半は廃墟のようになっています。そのため、この地を訪れることは否応なく「エネルギー」産業に関して考えるきっかけになるのではないかと私は思うのです。
— 小島健一さん (@kojimakenichi) 3月 29, 2012
長崎の離島「池島」の情報は、九州最後の炭鉱「池島」よりikeshimakankou.tumblr.comと池島風景ikeshimascenery.tumblr.comで日々情報更新しています。
— 小島健一さん (@kojimakenichi) 3月 29, 2012
石炭の事を知ることは日本各地にある資料館や本でもできますが、「エネルギーに翻弄されてしまった場所」を体感できるのは、日本広しと言えど池島くらいだと思います。 ですので、私としては石炭の事だけでなく、エネルギーを考える場所として池島を皆様にオススメしたいのです。
— 小島健一さん (@kojimakenichi) 3月 29, 2012
引用元
- 牧野一憲/Kazunori Makino(@kzmakino)/2012年03月08日 - Twilog(http://twilog.org/kzmakino/date-120308)
- 牧野一憲/Kazunori Makino(@kzmakino)/2012年03月09日 - Twilog(http://twilog.org/kzmakino/date-120309)
- 小島健一(@kojimakenichi)/2012年03月29日 - Twilog(http://twilog.org/kojimakenichi/date-120329)