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第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)、小型副衛星、H-IIAロケット21号機の記者説明会

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左から平子敬一氏、中川敬三氏、込山立人氏、秋山勝彦

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※1分40秒くらいに始まります

配布資料の概要

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GCOM-W1(しずく)


配付資料

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画像データ

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SDS-4

配付資料

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画像データ

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公募副衛星

配付資料

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画像データ

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H-IIAロケット21号機

配付資料

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画像データ

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質疑応答

NHK室山:しずくについて。しずくで初めて可能になることは。なにがどのように変わるのか。うまい言い方があれば。
中川:基本的な機能は変わらず性能向上。たとえばAMSR-Eから7.9GHzというチャンネルを追加。地上からの電波干渉を除去するため。画像を見るとよくわかるが大都市圏では6.9GHzはノイズで状況を見られない。7.9GHzならそれが解消できる。土壌成分などを観測する精度が上がる。アンテナが大きくなることで空間分解能が2〜3割向上。
新しく画期的になにかが見えるというより、精度を上げて観測できるようになるのがポイント。

時事通信松田:韓国の衛星からの要望はあったか。また打ち上げが延びた場合時刻はどう変化するか。
秋山:相乗り衛星なのでGCOMと同じ軌道に乗ることになる。通常の打ち上げにかかわる作業ということでじゅうぶんできていると評価いただいていると認識。
打ち上げ時刻は日々変わるが…あとでお答えします。
松田:契約先はKARIが契約先か
秋山:三菱重工としてはKARIが契約先

毎日新聞のだ:白色塗装について。どこが白くなるのか。色が変化する場所の長さは。
秋山:今までフェアリングから白、ベージュ、黒だったのがベージュ部分が白くなる。その部分は4メートル程度。
節約は全体の総量からするとわずか。
44dncというフェアリングは4、5、12号機で使っている。
のだ:KOMPSAT-3の総量は
秋山:約1トン。
のだ:画像がほしい
秋山:宇宙開発委員会に報告した資料に。

NHK水野:初めての海外衛星の商業打ち上げ。打ち上げ費用は? また延期による三菱側のコストアップはあるか。打ち上げ当日、韓国側の人は招待しているのか
秋山:費用は非公開。延期でのコスト上昇分も非公開。韓国から来る人は調整中。
水野:相手側の事情で延期した場合費用は相手持ち?
秋山:相互でもつものと認識。

フリーランス大塚:2段の白い塗装について。軌道上の寿命を1時間から5時間延ばしたいと聞いていたが
秋山:アイドル燃焼する。
大塚:デブリにしない目的?
秋山:軌道に影響しないよう実験するもの。
大塚:2段目の改良で分離時の衝撃緩和もあったがスケジュール的にはどうか。今回はやらないのか
秋山:衝撃緩和は基幹ロケットで。いつごろかは公表できる段階ではない。
大塚:相乗り衛星は営利目的では使えないそうだがお金を出して使えないか?
込山:そういう要望があることは認識している。当初は応募者から打ち上げ費をもらわずやっている。だから営利目的ではダメということ。お金をもらうばあいいくらもらえばいいのか、詳細に計算できるレベルではない。今回や次回以降の過程で見えてくれば数字を出せるようになっていくのでは。制度的に準備していないということ。

朝日新聞はたなか?:小型衛星の管制体勢についてなにを要求しているのか
込山:とくに要求はない。デブリの発生防止における要求はあるが回避要求はない。同時打ち上げのほかの衛星にぶつからないようにという点では要求はある。
朝日新聞:なんらかの制御は要求するのか
込山:選定の時完全に無制御で衛星として成り立つかは見ている。それで衛星としてのミッションが成立するならOK。今回のは磁気で自動的に制御している。

秋山:打ち上げ延期のとき39分ほど前後する。一律で時刻が繰り上げや繰り下げになるわけではない。

産経新聞おの:打ち上げ費用は毎回100億程度と出ている。今回の費用は
秋山:くり返しになるが控えたい。
おの:今回は答えられないという理由は
秋山:受注活動上の問題、お客さんもあることなので。基本は契約関係のこととしてJAXAほかさまざまな事情がある。
おの:韓国の衛星のからみがあることが大きい?
秋山:それもあるが全体に値段のことなので。
おの:契約はどこまで?
秋山:契約的には衛星分離までが契約。目的の軌道に投入することが前提。
おの:フェアリングの外し方について。
秋山:まず上部フェアリングが割れる。下部フェアリングはまず前方側に分離、次にシリンダー部分を左右に割って分離。外側のフェアリングを開いた段階でKOMPSAT-3がむき出しになる。

読売新聞:コストについて。JAXAの受注分については公表しているのか。
広報:込みの金額なので公表していない。JAXA単独の衛星としては予算として公表している。のちほど回答。

読売新聞木村:フェアリングが2段になっていると上段のほうが有利に思える。どちらを上にするかなどはどう決めたのか
秋山:必ずしも上が有利とは限らない。振動環境は下の方がよい。上は分離は早いが収納などの関係で今回このような位置関係になった。
中川:下部フェアリングのほうが直胴部が長い。AMSR2を収納するために下部に入れている。下部のほうが振動環境がよいという事情もある。
木村:どちらからも文句はない?
秋山:KARIからも文句は出ていません。

日経新聞やまもと:KOMPSAT-3の地球の地理情報解析とはもう少し詳しく
秋山:地上を撮影し地理情報や環境情報を観測する。資料の通りで我々が知っているのはその程度
やまもと:偵察衛星ではという意見については
秋山:普通の光学衛星という認識。
やまもと:偵察目的でないと理解しているのか
秋山:コメントできる立場にない。

時事通信松田:KOMPSATの分離機構は
秋山:ロケット側が提供する。
松田:2段のエンジンが停止したら慣性飛行? 分離後にKOMPSATが自分で調整するのか
秋山:その通り。KOMPSATについてはわからない。
松田:しずくは分離後調整は
中川:目標軌道の20キロほど下に入る。そこからA-TRAINへ上昇する。これはロケットの誤差が出たときA-TRAINに入ってしまわないようにするため。

(終了)

関連リンク

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