オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

スーパーの買い物かごのルールが変わりつつある

家の近所にはいくつかスーパーがあって、ほかの用事や買うものに応じて使い分けている。最近、買い物かごを2種類用意するスーパーが増えてきた。

そういうスーパーでは、買うものを入れる買い物かごと、買ったものを入れる買い物かごが別になっている。レジで商品がスキャンされ移し替えられるとき、買うもの専用のかごから、買ったもの専用のかごに移されるというやり方。

今までのレジでは買い物かごが一種類だけで、ひとつ前の会計で使われた「買うもの」かごが、次の会計では「買ったもの」かごへと役割が変化していた。新方式では会計が終わるごとに「買うもの」かごが片づけられ、代わりに色違いの「買ったもの」かごが置かれる。

この方式、レジの人にはひと手間増えるが、普通の客が普通に買い物をするぶんにはとくに不便ということはない。しかしここ半年くらいの間に、複数のスーパーが立て続けにこの方式を取り入れている。ということは、普通でない客……いや客ですらない人……が普通でない買い物……いや買い物ですらない行為……への対策として導入され、なかなか効果的だから流行しているのに違いない。

普通でない買い物でない行為の手口がわからず、具体的にどう効果的なのかはわからない。しかし「身の回りのものごとは誰かがそうしたからそうなっている」という法則がある。これもその一つで、わざわざこうするからにはちゃんとした理由があるのだろう。