NHK教育「仕事学のすすめ」に川口淳一郎教授登場

NHK教育の「NHK市民大学」や「知るを楽しむ」などをやっていた枠で、水曜日はいま「仕事学のすすめ」という番組が放送されている。各界の第一線で活躍している人を取材して、仕事に活かすヒントを得ようという趣向。

これのあさって水曜日からの4回シリーズに、「はやぶさプロマネ川口淳一郎教授が登場する。

聞き手が勝間和代で「うへぇー」と思う人もいるかもしれないが、番組はトークとVTRが半々くらいだし聞き手はあくまで聞き手であり、あまり前に出すぎない印象がある。勝間和代にアレルギーがある人でもけっこういけるのではないかと思う。

それよりも問題なのはWeb上の番組案内で、1か月より前の内容が見られなくなっているようだ。しかたがないので内容ガイドをこの下に全文引用しておこう。

はやぶさ」の実運用での話は最終回に集中して語られるようで、ほかは川口先生の来歴やはやぶさの準備といった話が中心のようだ。これは面白そう。

放送は6月1日(水)の午後10時25分から。再放送は翌週水曜午前5時10分から。

テキストも出ている。

高い塔から水平線を見渡せ! 2011年6月 (仕事学のすすめ)

高い塔から水平線を見渡せ! 2011年6月 (仕事学のすすめ)

ビジネス向けという意味ではこれに近いところがあるのかも。(未読ですが)

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言

昨年、6月に世界で初めて、小惑星イトカワ」から物質のサンプルを持ち帰るという偉業を達成した小惑星探査機「はやぶさ」。そのミッションを果たすためのプロジェクトリーダーを務めたのが、宇宙航空研究開発機構JAXA)の教授の川口淳一郎さん(55歳)である。「はやぶさ」の帰還は、人類史上初と讃えられたが、計画の立案から実現までは川口さんにとっては長い道のりだった。不可能と言われたミッションはどのように発想され、またどのようにプロジェクトが立ち上がり、軌道に乗ったのか。何度も窮地に陥った時に川口さんがとった秘策とは何なのか。ビジネスパーソンにも役立つ、川口さんの仕事哲学に迫る。

川口淳一郎 高い塔から水平線を見渡せ 第1回/6月1日(水)午後10時25分〜10時50分
はやぶさ」の使命は、小惑星でサンプルを採取し、地球に持ち帰る世界初の試み。計画はライバル・NASAさえも手が出せないようなハイリスク・ハイリターンなものだった。川口淳一郎は、プロジェクトを軌道に乗せるため、研究所内の技術者がワクワクするような技術開発を織り込んだ。また、国の予算折衝の時には、加点法という評価基準を提案して、予算をつけることに成功した。プロジェクトを軌道に乗せた川口の手腕に迫る。
川口淳一郎 高い塔から水平線を見渡せ 第2回「私の学びは先輩と失敗」6月8日(水)午後10時25分〜10時50分
23 歳で飛び込んだ、宇宙開発の現場で、川口さんは、先輩たちに衝撃を受ける。それは、完璧なものを求めるより一つでも可能性があれば、それをやってみるというプラス思考の先輩たちが集まっていたことだった。また、川口さんは失敗から多くの事を学んだという。それは、打ち上げた後は改良も修理も出来ない、宇宙技術の世界では、見えないリスクをいかに予測することだという。心配していたことが起こるのが三流、想定外の事が起こるのが二流、一流は全てに手が打ってあるので何も起きないという川口さん。その学びのプロセスを伺う。
川口淳一郎 高い塔から水平線を見渡せ 第3回「技術革新をプロデュースする」6月15日(水)午後10時25分〜10時50分
はやぶさ」のプロジェクトで川口さんが悩んだのが、重量と準備期間の問題だった。どうしても技術者はいろんな機能を付けたがるが、それだと本体の重量が重くなる。そのため、本当にそれが必要かをとことん考え、いらないものは削っていった。また、打ち上げのタイミングが星の軌道の関係から決まってくるので、完璧なものを送りだしたいという技術者を説得、エンジンについては1つが不調なまま打ち上げたほどだった。先端技術が結集したプロジェクトを率いた川口さんにその運営術を聞く。
川口淳一郎 高い塔から水平線を見渡せ 第4回「リーダーは決してあきらめない」6月22日(水)午後10時25分〜10時50分
ついに宇宙へ飛び出した「はやぶさ」。しかし、その運行はトラブルの連続だった。着陸時のサンプル採取のための弾丸の不発、更に最大のピンチが「はやぶさ」自身が行方不明になったことだった。川口さんはこの時、自ら「はやぶさ」発見の確率を計算して皆に提示、さらにあえて頻繁に会議を開いて対策を宿題としてメンバーに出し、決してあきらめない姿勢を見せた。窮地に追い込まれた時、どのようにチームの士気を高めればいいのか、川口さんにリーダー論を学ぶ。
http://www.nhk.or.jp/program/shigotogaku/