今晩BS1でドキュメンタリー「ボスの“現場潜入”」

イギリスでトレーラーハウス形式のホテルを経営している会社の若い重役が、身分を隠して新入社員として潜入、自社サービスの現場を観察に行く。ふだんは背広を着て、きれいなオフィスで経営の仕事をしている人が、泥くさい現場に入ってみるとたくさんの問題に気づくという話。原題は「Undercover Boss」。潜入捜査官undercover copにかけている。本放送のとき見て、なかなか面白く引き込まれた。

現場スタッフの中に、厨房で孤軍奮闘しているあるスタッフが出てくる。スタッフの人数が足りていないのは明らかだけれど補充はされず、ともかく目の前の注文をこなさなければならない。後片付けが終わるのは夜遅く。しかしそういう環境でも、このスタッフは決してくさらず、自分の仕事にしっかり責任感を持っていた。

番組の最後に、現場に潜入していたボスが身分を明かす場面がある。「君の担当している厨房は、残念ながらうまく回っていなかった」と実はボスだった新米の同僚に告げられて「弁解の余地はありません」と話す。こう言えるのがすばらしいと思った。そしてその仕事に対する真摯な姿勢はきちんと報われることになる。

会社も経営上の問題点を認識して従業員の待遇などを改善でき、みんなにとってよい方向へ進むのだった。

今週はこの「百聞は“体験”にしかず」シリーズが再放送される。たとえば:

食いしん坊がゆく! 〜汗と涙とツナ缶と〜(10月19日 火曜深夜[水曜午前]0:00〜0:50)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100817.html
「ファスト・フードやレトルト食品が大好きなイギリスの若者6人が、おなじみの食品であるツナ缶が生産されているインドネシアの現場を訪れ、作業を体験しながら『安くて便利』な食品がどのように作られているのか、その実態を目の当たりにする。」