同人的なテキストが「キンドルストア」に乗ることで評判になり、紙の本として出版されることになったアメリカでの事例など。「キンドル・ストアのベストセラー上位100冊のうち、5冊は自費出版もの」とのこと。またプロの作家が出版社を通さず、キンドルストアで新作を発表するケースも出てきている。これは編集者の協力が少なくすむ小説家には当然のなりゆきだろう。あるいは、編集者の代わりにブレーンを雇ってもよい。いずれにしても、出版社の手厚い広告宣伝と、それにともなう経費を埋め合わせなくてもよい向きにとっては、選択肢が増えていいといえる。