新刊『消された一家』『時事ネタ』『ぼくはマンガ家』

豊田正義『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

文庫化。親本はISBN:4103005114。←こちらのAmazonページ(http://amazon.jp/dp/4103005114/manpukuya-22)で、レビューをたくさん読めます。

北九州で起きた、一家の連続監禁殺人。この家族に取り入った男は自分の手をまったく汚すことなく、家族をお互いに死なせ、殺させ、遺体を廃棄させていた。

どうやってそんなことができるのか、実際に起きるなんて信じられない、と思える事件のいきさつが詳しく、詳しく……いやちょっと詳しすぎて気分が悪くなっちゃう人もいそうなくらい、詳しく語られる。

人が自由を奪われ、行動を制御されるさまを読んでなお、「自分だけはこうならない」といえる人はそういないんじゃないだろうか。

相当ヘビーな話でも大丈夫な人にだけおすすめ。

とり・みき『時事ネタ』

時事ネタ (文春文庫 と 23-1)

時事ネタ (文春文庫 と 23-1)

文庫化。著者のブログでの告知で知った。親本はISBN:9784163689005

TORI MIKI'S BLOG: 時事ネタ(文庫版)
http://www.torimiki.com/2009/02/blog-post_07.html

いろんな「時事ネタ」をネタにしたギャグマンガとり・みきのマンガとしては、ネタのキレはほどほどくらいかも。

手塚治虫『ぼくはマンガ家』

ぼくはマンガ家―付録・デビュー作品

ぼくはマンガ家―付録・デビュー作品

1969年に出た半生記の復刊とのこと。なんで今? と思ったらああそうか、あれだな。みなさんわかりますか? そう、ハリウッド版「鉄腕アトム」の公開が近いからですよ。

攻殻機動隊」がはやったとき、押井守とその関連の本が「こんなものまで」レベルで再刊されたときと同じ状況。でもそういう機会に、古い本を新刊として買えるのはファンとしてはうれしいことだ。