部屋を片付けられない人は、まず財布の整理から

「ついに部屋を片付けましたよ」という知人の話。聞くと、それまでは本が多くて多くて本当に多くて、寝るときは部屋にそそり立つ本の谷に体を横たえるような状態だったという。本の谷に埋もれる人。

そんなブックバレーが消滅した。自分が持っていなくてもよいと判断した本を、どんどんどんどん本当にどんどん捨てていった成果だという。「自分がいかにモノに縛られていたかを改めて実感しました」とのこと。

でも、今まで片付けられなかった部屋を急に片付けられたのはどうして?

そうしたら、「最初は財布でした」というのだった。「ふくらみきった財布を見て、待てよ、いつもこんなに持ち歩く必要はないんじゃないかと思ったんです」。

ふくらんだ財布の中には札束が…というわけではもちろんなくて、使わない会員カードやら期限切れのクーポン券、レシート、そのほかいろいろぎっしりと。それを徹底的に整理して、すっかりスリムな財布になったそうだ。

味をしめて、次はカバンの中身を大整理し始めた。やはり不要なものがざくざく出てきて、軽いカバンになった。これは楽しい。そしていらないものってけっこうある。どんどん捨てた気分のよさが連鎖して、ついに部屋にあふれる本に取りかかった。部屋が片付いたのはその成果なのだった。

「最初が財布だったのがよかった」という話。小さいところから始めて大きな目標を達成する。これはいいなあ。

ちらかった部屋をどうしても片付けられない皆さん、まずは財布を大整理するところから始めてみては。