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MacのIM「ことえり」は変にすごい

【元記事:MacのIM「ことえり」は変にすごい:d:id:manpukuya:20070505:kotoeri

「Start Mac体験モニター」は終了したけれど、Macについての記事なので「startmac」カテゴリで。

Macに標準添付されているかな漢字変換プログラム(Macの文化では「IM」という)は「ことえり」という。推測変換の候補が出てくるとか、いろいろがんばってはいる。でも肝心の変換効率は、Windowsに標準添付の「MS-IME」をちょっと…いや正直言ってかなり下回る。

だってこんな感じなんですよ。下は「ことえり」で、「こ」を変換していったときの変換候補。

f:id:manpukuya:20070505224817p:plain

「个」を「こ」と読むって、今ここで知りました。「ことえり」ではそういう変換候補が「古」や「孤」よりも手前に出てくるところがオリジナリティ発揮しまくり。

嬉しいかどうかといえば、ちっとも嬉しくないけれど。

とかいいつつ、「ことえり」にはちょっと面白い機能もあったりする。

「部品の共通な漢字を検索」

漢字の部品をそれぞれ入力し、確定後選択してcontrol1キーを押すと、それらの漢字が含まれる漢字を候補として表示する。

画像は、「木立見」に対して「部品の共通な漢字を検索」した場合。「親」などの漢字が表示される。

[画像:ことえり2]

場合によっては、「手書きパレット」より便利かもしれない。

「関連文字に変換」

ある漢字を選択してcontrol2キーを押すと、異体字を検索できる。

画像は、「学」に対して「関連文字に変換」した場合。「學」などの漢字が表示される。

[画像:ことえり3]

とはいえ、ふだんの変換効率がいかにも非力なのは事実。Macを今後も使い続けるとなるとつらいため、ATOKを買ってしまったのだった。

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