今回のキーワードについては、自動リンクはしてくれなくてもよいが、キーワードそのものを削除する必要はないでしょう。というのが個人的な見解。
参考資料
キーワードについての公式の、またはそれに準ずる発言を、自分のはてなブックマークの「キーワード」タグに集めている(→ブックマークを見る)。ポイントを引用して時系列に並べると以下。
キーワードは徐々に増えていく事を想定しており、システム的にも数十万件の単語が処理できることを想定して設計を行っています。
はてなダイアリー日記 - キーワードの自動削除(2003/02/12)
なおこの機能(引用者註:「キーワードの編集」機能)は、日記本文中で意図に反する自動リンクを排除するためのものであり、はてなダイアリーの基本理念としてキーワードの自動リンクの価値を否定するものではありません。
当初からのご説明のとおり、はてなダイアリーでは、キーワードが自動的にリンクになり、意外な発見や出会いが起こるとを楽しんで頂ける方にご利用いただければと考えております。
はてなダイアリー日記 - キーワードの編集(2003/03/24)
時系列ではこの間に、この記事の一番下で紹介している「はてなにいる以上キーワードリンクは義務、いやならお金を出してください」といった主旨の発言があるインタビューが行われている。
キーワードには、どんな言葉でも登録できるわけではありません。キーワードに登録できるのは「キーワードに適した言葉」だけです。
キーワードの存在意義は、主に以下の2つです。
- 同じキーワードを使っている日記を探しだすことができる(自動リンクシステム的側面)
- キーワードについての有益な情報を得ることができる(辞書・百科事典的側面)
これらの存在意義を満たす言葉が「キーワードに適した言葉」です。意味不明な言葉や、自分だけしか意味が分からないような言葉を登録するのはやめましょう。
はてなダイアリー - はてなダイアリーのヘルプ「キーワードにできる言葉」
キーワードにできる言葉のルールが、当初の「基本的に名詞のみ登録可」から上記に改められた経緯は、「はてなダイアリー日記 - キーワードモデレーションシステムについて」(d:id:hatenadiary:20040607:1086579423)に。ここでも「はてなダイアリーは『自動的に現れるキーワードのリンクを楽しんで頂ける方々にご利用頂きたい』と考えて運用を行っております」と書かれている。
はてなダイアリー - はてな公聴会議事録とは
はてな公聴会第1回は2004/09/11開催。この「簡単で馬鹿な仕組み」の発言はキーワードにもなっている。
はてなダイアリー - はてな公聴会第2回議事録とは‐キーワードシステムの変更について
- jkondo
- (引用者註:キーワードのページの)含む日記に表示されるのは、キーワードから探す人の探す権利のようなものもあるのでは
はてな公聴会第2回は2005/04/29開催。
誤爆が多いから消しました、という行為への判断をする必要があると思った
jkondoの日記 - 公聴会(2005/04/29)
このほか、有料オプションでキーワードリンクのしきい値を100まで上げられるようになることに関して、近藤さんからは「町内会に参加しない代わりに町内会費を払ってもらうようなもの」という主旨の発言が『はてなの本』(ISBN:4798107042)にある。(←と思った。いま現物が手元にないので、あとで修正します)「波状言論」7号のインタビューでした。以下の通り。
このインタビューは上記の通り、「キーワードの編集」機能の実装と、ヘルプの改訂との間に行われている。