オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

週刊ファミ通に『アイスウィンド・サーガ』の広告が掲載される(ELECTRIC DOC.)

産業医の人が、アスキーから出るファンタジー小説の広告イラストをまるまるまかされた、という話。この方のweblogはアンテナ経由でときどき拝見しており、「お医者さんが書いている」というイメージが強かった。そのため、事情を知らずに広告を見たときは「ELECTRIC DOC.の方は、この広告のイラストを描いている『なんばかつゆき』という人のタッチを元ネタにしていたのか」と思ってしまった。そのあと上のエントリを読んで、実はこのweblogの筆者が、そのなんばかつゆき氏自身であると知った次第。失礼しました。

気負いなくイラストを描ける方だとは思っていたけれど、広告のイラストを見ると、色の塗り方など実に手慣れている。広告イラストとして申し分のないクオリティだ。

氏が広告イラストを描くことになったきっかけは、以前同じシリーズの感想イラストを載せたことがあり、それがアスキーの担当者の目に止まったからだという。まことにこの世は、好きなものを「好き」とwebに書くことで、思いもかけないものが生み出されるものだと思った。

また、書店のPOP(平積みの棚に立っている宣伝カード)は手描きがヨイ、という流れが、宣伝ビジュアルにまで及んでいるのも面白い。

ただですね、上のレポートを拝見していると、今までイラストの仕事を受けたことがない方に対して、担当の編集者さんはちとまかせすぎといいますか、もうちっとフォローがあるべきではないかとも(自分が依頼するときは気をつけよう)。

もしあなたがプロでなくても、広告のイラストを依頼されたらもうそこからは「お仕事」モードに入るので、よい仕事をするために必要だと思うことは、先方にどんどん連絡していってOKなのです。「あまりいろいろ聞いたりすると煙たがられて、『この話はなかったことに』とか言われやしないか」といった心配はまったく無用! なのです。