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MacBookのバッテリの能力を最大限引き出すためのメンテナンス

【元記事:MacBookのバッテリの能力を最大限引き出すためのメンテナンス:d:id:manpukuya:20070508:battery

(旧タイトル:「MacBookのバッテリを長持ちさせるためのメンテナンス」)

ノートパソコンを使っていると、バッテリの劣化が心配になる。ACアダプタをつないだままだと、充電→満充電→ちょっと放電→また充電、のサイクルが繰り返され、バッテリの劣化が早まるからだ。

最近のパソコンでは、このあたりうまいこと考えられていることが多いらしい。細かなバッテリ管理ができるようになり、バッテリの寿命は長くなっているそうだ。ある人はそれをふまえて、「家ではACアダプタはつなぎっぱなし。2年おきくらいに買い替えるものと割り切っている」と話していた。

で、MacBookのバッテリである。

Mac OS Xではどういうバッテリ管理がされているのかな、と思い、Macのヘルプを見てみることにした(Finderでcommandshift?キーを押す)。「Macヘルプ」が起動するので、「バッテリー」で検索。

すると「MacBook または MacBook Pro のバッテリーを調整する」という項目が見つかった。

MacBook または MacBook Pro のバッテリーが最大限の能力で動作するように、1 〜 2 カ月に一度バッテリーを調整してください。

おお、そうなのか。手順は以下の通り。

バッテリーを調整するには:

  1. MagSafe 電源アダプタを接続し、MagSafe コネクタのランプが緑色に変わり、メニューバーにあるバッテリーのアイコンがバッテリーが完全に充電されたことを示すまで、MacBook または MacBook Pro のバッテリーを完全に充電します。
  2. バッテリーが完全に充電された状態を 2 時間以上継続します。この間、電源アダプタが接続されていればコンピュータを使用してもかまいません。
  3. 電源アダプタをコンピュータから取り外し、バッテリー電源を使ってコンピュータが動作するようにします。バッテリーの残量が少なくなると、バッテリーの残量が少ないことを示す警告が画面に表示されます。
  4. スリープ状態になるまでコンピュータを起動したままにします。バッテリーの残量が少なくなってコンピュータがスリープ状態になる前に、作業中のファイルを保存してすべてのアプリケーションを閉じてください。
  5. コンピュータの電源を切った状態またはスリープ状態を 5 時間以上継続します。
  6. 電源アダプタをもう一度接続し、バッテリーが完全に充電されるまで放置します。この間、コンピュータを使用してもかまいません。

つまり、満充電→放電してしばらく放置→満充電、という手順が「バッテリーの調整」になり、寿命を延ばすということだな。

バッテリーが最大限の能力で動作するように、この調整手順を 2 カ月に一度は実行してください。MacBook または MacBook Pro をそれほど頻繁に使用しない場合は、少なくとも 1 カ月に一度はバッテリーを調整し直すことをお勧めします。

追加のバッテリーを購入した場合は、それらのバッテリーも同様に調整してください。

満充電のままACアダプタをつなぎっぱなしにしていた場合に、OSがいい感じに管理していてくれるのかどうかはわからなかったけれど(ご存じの方は教えてください)、とりあえず今晩この「バッテリーの調整」をしてみよう。

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以前、「こんなふうにバッテリを管理してくれるといいな」というアイデアを書いた。

通常はACアダプタから給電しておき、バッテリが装着されている場合でも、こちらから指定しない限りバッテリへは充電しない。バッテリの残量が、自然放電でたとえば60%になったら、90%まで充電する。充電はそこで終わり、充電指令や自然放電を待つ状態に戻る。停電やACアダプタの不調でコンセントからの給電がなくなったら、その瞬間バッテリに切り替わる。

まんぷく::日記 - ノートパソコン、ACアダプタとバッテリの理想の関係

このしくみは、ThinkPadではたしかX40以降で採用されているはず。

追記

この記事のタイトル、当初「MacBookのバッテリを長持ちさせるためのメンテナンス」としていましたが、上記の手順は「バッテリの能力を最大限引き出すためのメンテナンス」であり、バッテリそのものの劣化を防ぐものではありません。まぎらわしいためタイトルを訂正します。すいません。

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