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最近読んだ本〜戸井十月『小野田寛郎の終わらない戦い』(ISBN:4104031046)

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小野田寛郎の終わらない戦い

小野田寛郎の終わらない戦い

  • 作者:戸井 十月
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/07/28
  • メディア: 単行本

本の内容は、少し前にNHKハイビジョンで放送された、インタビューを中心にしたドキュメンタリーとほぼ同じ。本と番組は同じ企画として作られたようで、インタビュアーがこの本の著者である。

小野田寛郎は、中野学校で訓練を受け、ルバング島で29年間にわたって作戦行動を取り続けた。その行動原理はきわめて聡明で柔軟、冷静にして合理的だ。

つかまったらこわいから隠れつづけた、というようなことではない。除隊の命令が来ないこと、朝鮮戦争ベトナム戦争アメリカ軍が活発に動いていたこと、情報の行き違い、空からまかれたビラのささいだが見過ごせない誤植、いろいろな要素が重なってこうなった。

そして日本に戻ってわずか1年で、彼はブラジルへ行き農場を始める。「戦後」を脱した1974年の日本は、彼にとってとても居づらい場所になっていた。農場は軌道に乗り、今は日本とブラジルを往復している。今年82歳になるとのことだが、馬に乗る姿勢は背筋がぴんと伸びていて歳を感じさせない。

こんなに面白い人だとは知らなかった。

今年が戦後60年。戦後29年間ルバング島にいたということは、彼がルバング島で過ごした期間よりも長い時間が、すでに彼の帰還から流れたことになるのだなと思った。長いような短いような。

ホームスターが目の前に。

【元記事:ホームスターが目の前に。:d:id:manpukuya:20050813:homestar

当初予約した近所のおもちゃ屋から電話があり(松坂屋で予約をしたあとも、予約を取り消していなかった)、「届きました」とのこと。二転三転だが、さっそく取りに行った。

受け取ったものの昼間なので、真っ暗にできる場所は…ということで風呂場で投影してみた。ピントを合わせるリングは、けっこうぐるぐる回して調整するようだ。

松坂屋でのデモを見ていたので、星空の細かさは体験済み。でも、自分の家にこの星空を投影できるのはまた違う感覚がある。いつも見ている天井が星空になってしまうのは不思議な気分。

もうすぐ出かけて、帰ってきたらもう夜だ。部屋に星空を映すのが楽しみ。