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ボウリング・フォー・コロンバイン

テレビ東京で放映されていたのを、ちょっとだけ視聴。

有名俳優の吹き替えに際して、この人はたいていこの人が吹き替える、という組み合わせがある。

それはたとえば、アーノルド・シュワルツェネッガー玄田哲章ジャッキー・チェン水島裕石丸博也クリント・イーストウッド山田康雄、といった具合。そしてチャールトン・ヘストンは、納谷悟朗が吹き替えるのが基本なのだった。

今日の『ボウリング・フォー・コロンバイン』でも、チャールトン・ヘストンの吹き替えにちゃんと納谷悟朗を起用しているのが面白かった。

この映画は以前、映画館で観た。感想はd:id:Imamura:20030906:p2にほんの少し。でも今読むと表現が抽象的で、なぜこう書いたのか自分でもよくわからなくなってしまっている。

さて、この映画はドキュメンタリーではなく、なにか名前のついていない、新しい種類の映像作品だと思う。ドキュメンタリーならば、製作者の主張は、その場で撮影した映像の組み合わせやナレーションで伝えるべきだろう。ところがマイケル・ムーアはこの映画で、言いたいことを全部、途中で挿入したアニメーション部分で言い切ってしまっている。

とはいえ、ドキュメンタリーの体をなしていないからダメな映画だ、というつもりはない。アニメーションパートの周辺を固めるいろいろな取材映像があってこそ、主張は補完されるし、全体としてはちゃんと楽しめる映画になっている。だから、これはドキュメンタリーではないがフィクションでもない、「ドキュメンタリー風の映像作品」ともいうべき何かなのだ。

コメント

真の仮想商店街(d:id:sugio:20040916#p2さん)

楽天はニュースで「インターネット上の仮想商店街」と紹介されることがあるが、「仮想商店街」の名にふさわしいものはほかにある、という話。声を出して笑ってしまいました。