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  • id:gachapinfan『はじめまして。「Amazon八分」をたどって読ませて頂いて、重要な指摘だと思いましたのでキーワード本文に引用させていただきました。もし問題がありましたら適宜修正削除等いただければ幸いです。』
  • id:manpukuya『こんにちは、わざわざコメントありがとうございます。ちょこっと直しておきました。今回の一件を機会に、Amazon以外でも在庫をチェックする習慣が広がるといいですね。』
  • id:gachapinfan『校正ありがとうございますm(_ _)m これまで安直に「最大手のAmazonに在庫がないんだったら他のオンライン書店を見ても無駄だろう」と思いがちだったので、いい教訓になりました。』

Amazon八分、のようなもの

【元記事:Amazon八分、のようなもの:d:id:manpukuya:20040704:amazon

自分が編集を担当した本が、Amazonで1週間以上「在庫切れ」のままになっている。これが気になる。版元品切れや絶版というわけではない。Amazonが在庫を補充しないのだ。この本の著者がテレビに出たりしているので、出版社からは、Amazonを含む多くの書店に営業をしていたのだが。

もちろんこの状況を、Amazonの怠慢と決めつけるつもりはない。Amazon仕入れ担当が「補充に及ばず」と判断すれば、補充はされない。Amazonといっても、倉庫の大きさは無限ではない。売れないと判断した商品を置かないのは自然なことだ。

ここで気づくのは、Amazonが「顧客からの依頼による版元への注文」ができないシステムになっていることだ(これが事実に反していれば、このエントリ全体がナンセンスになります。もし見落としがあったらご指摘ください)。

一般的な書店では、棚にない本は書店を通して版元へ注文できる。また一部のネット書店は、在庫がない商品であっても版元に注文して取り寄せてくれる。たとえばbk1の「出荷時間について」によれば、「お取り寄せ対象」の本は「ご注文後、出版社へ発注をします」とある。

ところが、Amazonにはこのようなしくみがない。在庫切れの商品は「現在、在庫切れです。このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください」とだけ表示され、「では版元に注文を」という、ほかの書店でできることができないのだ。

結局その本をAmazonで買えるかどうかは、Amazon自身の在庫次第。在庫がなければ注文もできず、ほかの書店へ行くしかない。

ネット書店として存在感が大きいAmazonがこのような方法をとっているのは、Google八分ならぬ「Amazon八分」といえそうだと思った。

Amazonで「在庫切れ」と出た商品が、版元品切れや絶版であるとは限らない。ぜひbk1イーエスブックスe-honなどほかのネット書店で在庫を確認するか、最寄りの書店へ問い合わせてほしいと思う。

コメント

  • id:gachapinfan『はじめまして。「Amazon八分」をたどって読ませて頂いて、重要な指摘だと思いましたのでキーワード本文に引用させていただきました。もし問題がありましたら適宜修正削除等いただければ幸いです。』
  • id:manpukuya『こんにちは、わざわざコメントありがとうございます。ちょこっと直しておきました。今回の一件を機会に、Amazon以外でも在庫をチェックする習慣が広がるといいですね。』
  • id:gachapinfan『校正ありがとうございますm(_ _)m これまで安直に「最大手のAmazonに在庫がないんだったら他のオンライン書店を見ても無駄だろう」と思いがちだったので、いい教訓になりました。』