ニュースの流量をコントロールする話
最近配布されるようになった日経BPのRSSを、RSSリーダでチェックしてみている(参照:d:id:Imamura:20040405:1081090800)。しかし、1日に取得できるニュースの量が自分には多すぎる。中国の経済ネタなど、ほかでは配信されないようなニュースもあるため貴重ではあるのだが、ジャンルが経済ニュース、コンピュータ関連のニュース、コンピュータの使い方、医療ニュースなどと多方向へ分散していることもあってか、ちょっと辟易。ジャンルごとに分類されていれば、そう多く感じずにすむのかもしれない。
ところで夕べから、バグダッドで3人の日本人が武装勢力に拘束されたというニュースが流れている。ニュース番組はこれの報道に長い時間を割いており、そのほかの事件や事故、地域のイベントといった「いつもの」ニュースは、よほど大きいものでないと報道されなくなっている。しかしもちろん、こういったいつものニュースがなくなっているわけではない。
テレビでニュースを流す時間の長さは基本的に決まっているから、大きなニュースがあると、ほかのニュースが押し流されてしまうのはやむを得ないとは思う。でも、大きなニュースのためにほかの番組が休みになったりしても、肝心の大きなニュースについては、何度も同じ内容の報道が繰り返されるばかりであることが多いと感じる。
大きなニュースがあったときでも、「××関連のニュースはひとまずここまでで、今日そのほかのニュースをお伝えします」の時間は極力いつも通りに取るとか、逆にそうでない時に「今日はもうニュースがないので早く終わります」とかできたら面白いと思う。一定以上のニュース性を持つニュース(しきい値が高いニュース)は必ず流すようなしくみや、しきい値をユーザーが設定できたりしたらよさそうだ。
「時間のある限りニュースを流すし、時間がなくなればニュースは終わりだ」というのでないニュース報道って、Webで実現できると思うのだけれどどうだろう。
iNTERNET magazine購入
2004年5月号は、Blogツールの特集と、「google八分」にされたサイトについての記事が目玉。Webを回っていても、これらの記事を目当てに買った人が多いようだ。
特集はコンパクトにまとまっており、各ツールのキモを手っ取り早く知ることができて(=自分には今は不要なツールがわかって)とても有益だった。ほかにも、tDiaryに「BlogKit」を追加すると、各日付の日記を静的URLに見せたりできるという話は、WebでtDiaryの情報を調べているだけではなかなかたどり着かないような気がする。
一方「google八分」の記事を書いているのは、同じインプレスが提供しているニュースサイト「INTERNET Watch」で「インターネット事件簿」を連載している佐々木俊尚。この人が書く記事は、ほかのネット系の記事とは文体や構成が明らかに違っていて面白い。週刊誌ではよく見るが、ニュースサイトでは珍しい手ざわり。ネットやITに詳しいジャーナリストは、しばらくの間重宝されるのではないだろうか。
しかし今月のiNTERNET magazineは、上の2つの記事のほかに読みたくなるところがないのがちょっとつらい。
全国の無線LANスポット一覧の小冊子「Wiナビ」は、「データを全部載せる」のが得意な同誌らしくて好きだが、今月は小冊子の付録ではなく、PDFがCD-ROMに収録される形態。データ化されるのなら、条件による絞り込み検索機能が欲しいと思った。
晴れ
- 2004年4月9日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2004/04/09