オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

人間の俳優を単なる“素材”にしてしまった話題の映画「The Matrix Reloaded」(IT Pro・03/05/19付)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/USIT/20030518/1/

マトリックス・リローデッド』は俳優を素材としてのみ扱って作られている、俳優の演技者としての立場がないね、という話。

押井守の実写映画『アヴァロン』はまさに、映像を素材として撮影していた。事前にきちんとした絵コンテを作っておき、目的の画面を作る素材を得るために撮影をする。そして、撮影によって得られた素材にデジタル処理をほどこし、絵コンテ通りの映像にしていく。アニメ出身の押井らしい制作方法である。

特撮映画は、どんどんアニメに近づいてきている。CG技術の向上で、想像した通りに実写の映像を作ることができるようになってきているのだから、これからのクリエイターにはますます奇抜な想像力が必要になってくる。見る側にはうれしいが、作る側には大変な状況だ。

ニコン、マウスで操作するデジタル顕微鏡「COOLSCOPE」(PC Watch・03/05/23付)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0523/nikon.htm

この見出しを見た時に想像したのは、以前インテルから発売されていたUSB接続のデジタル顕微鏡だった。

これはパソコンにつないで使うおもちゃ顕微鏡で、1万5000円弱で買えるというもの。今はもう売っていないが、200倍まで表示できるなどなかなか本格的。お子さんへのプレゼントだけでなく、大きなおともだちのおもちゃにもいい、というあんばいのものだった。

今回のニコンの顕微鏡「COOLSCOPE」も、そんなおもちゃ顕微鏡を想像したのだが、記事を見てみると目に飛び込んできたのは「標準価格:150万円」。おともだちの大きさにかかわらず、個人にはまったく縁のない製品なのだった。